布袋和尚<七福神>
これまで紹介してきた大黒天、恵比須、弁才天は神様でしたが、
布袋和尚はその名のとおり僧侶です。神様ではありません。
9~10世紀頃の中国唐代の禅僧契此(かいし)は、
常に大きな布袋を担いで喜捨を集めて回ったため、
布袋和尚と呼ばれるようになりました。
弥勒菩薩の化身とも言われ、
中国では王朝が交代時に現れてくる一種の聖人である(『江戸の小さな神々』)として、
神格化されていきました。
大きな腹をして福福しい顔をしていたので、福徳の神とされたのです。
日本へは禅画のモデルとして入ってきました。
京都では伏見人形の布袋像を集める習慣があり、
その風貌から日本でも人気の福の神になったようです。
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